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トヨタさんがまたシステムの不具合とかで、国内の全工場が止ま(ってい)るらしい。少し前も同様の事があってこの時はどこぞやのサイバー攻撃の所為だったというが、今回は「まだ原因は分からない」そうだ。 まあこれも取って付けたように間の悪いこと、このタイミング。・・・しかしそう簡単に「サイバー・・・」だとは言えまい、親分の判断をまたこき下ろすことになりましょうし、ね。
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by amannja9
| 2023-08-29 20:42
中国が「汚染水放出」と騒ぎ立てているらしい。まあ、岸田さんたちが日米間三国同盟の走りみたいな取り交わしを発した直後の処理水放出、あちらさんにとっては「渡りに船」だわさ。何とまあ間の悪い・・・いいや間の “抜けた” 日程を組んだものか。 中国国民からも、我が国あちこちの民間個人や法人にも “抗議” こちら風に言えば “嫌がらせ” の電話が殺到しているという。これは仕方がない、日本は誰もが認める民主主義国家、国の失態は国民の失態、甘んじねばなるまい。あちらの方にしてみれば「俺たちゃ何も意見は言えぬがお前ら何でも言えるだろ、しっかりせいや!」という、或いは「励まし」の電話のような気も、せぬでもない。
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by amannja9
| 2023-08-29 20:33
少し遡るが先日の地方紙に以下のような小文が載っていた。・・・まさに、幼児化した現代の世界は、着々と積み上げられつつある次の戦争への準備を、それと気づかずにただ漫然と眺めている。あたかも、それがごく自然な成り行きであるかのように。 殊にに我が国と政府は、そのリーダーたらんと何かに憑かれたように、指をしゃぶりながら囃す国民の幼声を背に、走る、走る・・・ 『以下引用= ■ジャニーズ問題 文化最前線の幼児化 ジャニーズ事務所の故ジャニー 喜多川前社長による、タレント志望の少年達への性的加害という疑惑が、このところ世間の耳目を集めている。週刊誌もテレビ報道も、取り上げてはいるが、どうももうひとつ歯切れが悪い。 メディアの扱いは、どうしても俗な好奇心に流れるが、それとは別に、この問題の背後には、わが国の文化に関わる無視しえないことがらがある。端的にいえば、わが国の文化の最前線が、あまりにも「幼くなっている」のではないか、ということだ。 ▽上書きの運命 ジャニーズ問題の背景には、10 代半ばの少年、少女を人気タレントに仕立て上げ、そこに利益を生 み出すという、わが国のエンターテインメント文化の現状がある。「かっこいい」「かわいい」が専らの価値基準となり、商品 価値が生まれれば、テレビなどのメディアもそれを後押しする。大人達が、少年・少女達に媚びを売り、そのくせ、彼らをダシにして稼ごうとする。こうして、少年・少女達が市場の舞台に乗せられ、社会や文化の主役になり、大人がそれに迎合する。 今日では「若いこと」が価値を 持つ。言い換えれば「新しいと」が価値を生む。経過した時間 が長ければ、それだけで、人も物も使用期限切れになってしまう。かつては、あたかも水滴がたまるように、経験や知識の蓄積を可能とする、ゆったりと流れる時 間が大事であった。今日では、経験や知識の蓄積などは余計なものであり、時代の変化に対する軽やかな反応こそが価値の源泉にな る。 年寄りは、経済的にも社会的にも役立たずの古ぼけた存在になる。これはエンタメ文化だけのことではない。あらゆる分野で見られることで、今日の文明の陥った「幼児化」というべきものであろう。それこそが情報化社会にほかならないのだ。情報化という現象は、常に「新しさ」に価値を求める。メディアも「ニュース」、つまり「新しいもの」を追いかける。情報は常に「アップデート」を要請され、絶えず「上書き」されなければならない。情報化社会では、人も社会も同じで、「アップデート」され「上書き」される運命にある。「アップデート」に乗り遅れた者は、社会の敗者になりかねない。IT革命から始まった、今日の「イノベーション」賛美は、まさに「イン・ノーブ(新しくする)」ことへと、人々の関心を駆き立てていった。こうしていわば「上書き文化」に我々はすっかり浸っている。 だが、時間の中でゆっくりと経験を積み、吟味し、反復し、育成するという習慣の衰弱は、我々の「文化」の喪失を意味している。なぜなら、「文化」とは、「カ ルチャー」つまり「カルティベイト(耕す)」であり、あたかも土地を耕し、土壌を肥やし、そこに 植物を繁茂させるように、ある場所で時間をかけて、人の精神をゆっくりと育てるものだからである。 ▽鈍麻する感覚 ところで、第2次世界大戦の前夜、オランダの文明史家であるホイジンガは、当時のヨーロッパ文明が「小児病」化している、と言った。人々は、たやすく満足を得るべく即席の気晴らしに精を出し、粗野で大げさなものに引かれ、壮大な見せ物に拍手を送る。 人々はまた、本当の意味でのユーモアの感覚を欠落させ、物事に簡単に同調し、また同時に、見解の違う者に対して不寛容になり、何事をも誇張的に表現する、こうした精神的態度を、ホイジンガは文明の「小児病」と呼んだ。「幼児化」といっても同じである。 しかもそれをもたらしたひとつの原因は、社会生活が高度に情報化され、伝達速度が高速化したからだという。その中で、人々は、自分の頭で物事を考え、判断することをやめる。繊細な感覚が鈍麻する。スローガンのような単純な言語が社会を動かす。 人は、大人になるよりも、子供 であろうとする。大戦前夜の文化 を「幼児化」といったホイジンガの文明論は、まさしく今日の我々の世界にもあてはまるのではなかろうか。 京大名誉教授:さえき・けいし 1949年、 奈良市生ま れ。東大卒。 大衆社 会、市場経済論専 攻。著書に「貨幣・ 欲望・資本主義」「倫理としてのナシ ョナリズム」「死に かた論」「さらば、「欲望」など。 言論誌「ひらく」(年2回)を監修。 =以上宮日新聞より引用』
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by amannja9
| 2023-08-04 10:49
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